スペイン

EUビジネススクール卒業生オマール・ベラーダ氏のキャリア:バルセロナFC、シティ、マンチェスター・ユナイテッドCEO就任まで

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はじめに

オマール・ベラーダ(Omar Berrada)氏は、スペインのEUビジネススクール(バルセロナ校)を卒業し、バルセロナFC、マンチェスターシティ、マンチェスターユナイテッド勤務の経歴でも知られる、サッカービジネス界のエグゼクティブです 。

2024年には名門マンチェスター・ユナイテッドのCEO(最高経営責任者)に就任し、その異色の経歴が注目されています 。本記事では、ベラーダ氏のキャリアの歩みを順を追って紹介します。

経歴ハイライト

  • EUビジネススクール・バルセロナ校を卒業(1999年)
  • ホンダにてインターンを経験(1999年〜)
  • 欧州通信企業ティスカリに勤務(2000年代初頭)
  • FCバルセロナのマーケティング部門責任者に就任(2004年〜2011年)
  • マンチェスター・シティに招聘され国際事業部長など歴任(2011年〜) 、COOに昇格(2016年)
  • シティ・フットボール・グループのフットボールCOOを兼任(2020年〜)
  • マンチェスター・ユナイテッドのCEOに就任(2024年)

学生時代:EUビジネススクール・バルセロナ校での学び

ベラーダ氏は1978年フランス・パリ生まれ、スペイン・バルセロナに渡りEUビジネススクール・バルセロナ校でビジネスを学びました 。もともと大のサッカーファンであり、在学中は「良いサッカーを見るため」にスタジアムに足を運ぶなど、FCバルセロナへの憧れを抱いていたと言います 。

1999年に同校を卒業したベラーダ氏は、そのままバルセロナの地に留まり、キャリアをスタートさせました 。

母校EUビジネススクールでの講演
【卒業生インタビュー】オマー・ベラダ(英プレミアリーグ・マンチェスター・シティ最高執行責任者)
【卒業生インタビュー】オマー・ベラダ(英プレミアリーグ・マンチェスター・シティ最高執行責任者)

キャリア第一歩:ホンダでのインターンと通信業界での経験

大学卒業後、ベラーダ氏はバルセロナの港町にある自動車メーカーホンダのオフィスにインターンとして勤務し、ビジネスの現場を体験しました 。その後、インターネット・通信分野にも活躍の場を広げ、欧州の通信会社ティスカリ(Tiscali)にて勤務します 。このように異業界で積んだ経験が、後のスポーツビジネスキャリアに活きていくことになります。

FCバルセロナでのマーケティング職

IT業界での上司が2003年にFCバルセロナのチーフマーケティングオフィサーに就任する機会があり、ベラーダ氏もその誘いを受けて憧れのクラブで働くチャンスを掴みました 。

2004年、ベラーダ氏はFCバルセロナのマーケティング担当責任者(スポンサーシップ部門の統括)に就任します 。当初はカタルーニャ語が分からず苦労しましたが、クラブから「公式言語」として求められ猛勉強したといいます 。在任中、クラブの商業面での成功に貢献し、欧州でもトップクラスのマーケティング体制構築に寄与しました 。8年間にわたりバルサの商業部門で活躍した後、さらなる挑戦を求めるようになります 。

マンチェスター・シティでのCOOとしての活躍

2011年、ベラーダ氏はイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティにヘッドハントされ、クラブの国際事業開発責任者として迎えられました 。当時のシティは1968年以来リーグ優勝がなく、いわば「挑戦者」の立場でした 。ベラーダ氏は家族を説得してマンチェスター近郊へ移り住み、シティのビジネス部門に加わります 。

2012年にはパートナーシップ部門のディレクターに昇進し、2016年にはクラブの最高執行責任者(COO)に就任しました 。COOとしては、シティのスポーツディレクターであるチキ・ベギリスタイン氏と共に補強戦略にも関与し、トップ選手の獲得交渉を主導するなどクラブ強化に貢献しました 。さらに2020年にはシティの親会社であるシティ・フットボール・グループ全体のフットボールCOOに昇格し、世界5大陸・11クラブに及ぶグループの統括を任されています。

マンチェスター・シティ在籍中、同クラブはピッチ内外で飛躍的な成長を遂げ、ベラーダ氏自身も欧州サッカービジネス界で指折りの実績を残しました。

ライバルクラブでの新たな挑戦:マンチェスター・ユナイテッドCEO就任

そして2024年、ベラーダ氏は驚きをもって迎えられる人事に踏み切ります。長年在籍したマンチェスター・シティを離れ、同じ街の伝統あるライバルクラブマンチェスター・ユナイテッドのCEOに就任することが発表されたのです 。この電撃的な「ライバルからの引き抜き」はサッカー界に衝撃を与え、マンチェスターの両クラブ間の関係性にも新たな局面をもたらしました 。ユナイテッドにとっては、クラブ史上初めて外部から招聘したCEOであり 、その手腕への期待が高まります。

ユナイテッドは公式声明で「クラブのあらゆる活動の中心に再びフットボールとピッチ上でのパフォーマンスを据える」改革の第一歩としてベラーダ氏を迎えると述べています 。バルセロナとマンチェスター・シティで培った豊富な経験と実績、そして国際色豊かな経歴を持つベラーダ氏は、低迷する名門クラブの再建を託すにふさわしいリーダーと評価されています。

CEO就任の意義と将来への期待

ベラーダ氏のユナイテッドCEO就任は、クラブがフットボール重視の経営へ舵を切る象徴的な出来事です 。前任の経営陣が商業面に偏り過ぎていたとの反省から、ベラーダ氏にはビジネスと競技面のバランスを取り戻す役割が期待されています 。実際、ベラーダ氏はスタッフとのミーティングで「2028年までにプレミアリーグのタイトルをマンチェスター・ユナイテッドに取り戻すべきだ」と目標を語ったと報じられています 。これは、かつての常勝軍団復活へ向けた力強いメッセージと言えるでしょう。

また、ユナイテッドでは老朽化した本拠地オールド・トラッフォードの再開発や新スタジアム建設計画など大型プロジェクトも控えています。ベラーダ氏は「約20億ポンドに及ぶ新スタジアムへの投資はチーム補強予算に影響を及ぼすリスクがある」と指摘しつつ 、ピッチ上の競争力を維持しながらインフラ整備を進める難題に取り組む姿勢を示しています 。学生時代に培った国際的な視野は、新天地マンチェスターでの成功にもきっと活かされることでしょう。

ベラーダ氏の母校
【スポーツビジネス留学】ドイツ・スペインで英語で学費約220万円のスポーツマネジメント専攻
【スポーツビジネス留学】ドイツ・スペインで英語で学費約220万円のスポーツマネジメント専攻

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